『家宝』レオノール・バルダック
『タレンタイム』
『麦秋』1951
For Abraham's Valley, Oliveira chose two “moonlight” pieces, Deb…
医者の夫に満足出来ず奔放に生きる14歳の少女エマを描く。『ボヴァリー夫人』の現代版アレンジだが、「私はボヴァリー夫人でもフローベールでもない」と発してて、ある種逃げられない運命に自覚的な主人公像でも…
>>続きを読むポルト近郊アブラハム渓谷を舞台に、容姿端麗な主人公エマが、その美貌ゆえに男性に対する複雑で鬱屈した感情が蓄積し悲劇的な結末を迎える。
3時間もの長さを感じさせない演技・映像美・構成の素晴らしさ、文学…
エンドロールの汽笛の音で昇天。フィールドレコーディングス的なジャンクノイズ。月光、月の光のあざとい反復をも全て無かったことにするあの音。小説では味わうことは出来ないだろう。物語の着地からメタ要素から…
>>続きを読む3時間10分の大作だ!!
フローベールの「ボヴァリー夫人」を現代ポルトガルに置き換えた小説の映画化でオリヴェイラ84歳のときの作品。
主人公の名前は「ボヴァリー夫人」と同じエマ。14歳のエマは自分の…
面白い。小説の映画化じゃなくて、小説と映画を共存させようとしている感じがする。終盤のミカン畑を抜ける美しい移動ショット、レオノール・シルヴェイラの片脚を引きずった不恰好な歩き方と滑らかなドリーとのち…
>>続きを読むひたすら睡魔。しかし、変わらない時間と話。エマ映画の中で美しくなっていく。
エレガントで牧歌的な美しさ。
色彩と構図が枠を越えている。
しかし、クラシックとナレーションにひたすら睡魔が。見直して、ち…