実績をあげられない崖っぷちの麻薬捜査班が、国際的な麻薬犯罪組織を張り込む為、アジト近くのチキン屋を買取り偽装営業するも、予想外に店が繁盛し、肝心の捜査が疎かになる･･
この最高にくだらなくて魅力的な設定に引かれ鑑賞してきました。
コメディだからといって侮るなかれ。本作は韓国の歴代興行収入の記録を塗り替えたんだとか。(よく耳にする謳い文句ですが)
でも芝居はお客さんを泣かせるより、笑わせる方が難しいんですよね。
個人的には映画館でここまで終始笑わせられたのは初めてかもしれないです。
イ・ビョンホン監督(あのスター俳優とは同姓同名の別人)の脚本や演出が素晴らしいのはもちろんですが。キャラクターの色づけをはっきりさせているところが特徴だなと感じました。日本の昔の戦隊モノである"ゴレンジャー"のように(例えが古い)
主人公のコ班長は赤(熱きリーダー)、チャン刑事はピンク(紅一点)、マ刑事は黄(ムードメーカーで食べ物担当)、ヨンホは青(クールな二枚目)、ジェフンは緑(マスコットキャラクター)といった具合です。
そして、コメディ要素だけでなく、アクションシーンも迫力があります。
見終わった後はフライドチキンを食べたくなるのは間違いないので、近くのKFCをチェックしておくことをオススメしますよ。
