せんきち

エクストリーム・ジョブのせんきちのレビュー・感想・評価

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)
4.2
今年の初めに観たのだが今頃書く。



失敗続きの麻薬捜査チーム5人組。上司から今度失敗したら解散と通告される。逆転するには大物麻薬王をあげるしかない。本拠地は分かっているが全く足を出さない麻薬王。対面のチキン屋で張り込みを続ける中、店主が言う「この店、今日でやめるんだけど」と。捜査チームの若手が二つ返事で「この店、買い取ります!」


かくして偽装チキン屋で張り込みを続けることになった一行。売れないチキン屋とはいえ客は来る。誰かが作らなければならない。しかし、チームの一員にたまたま絶対味覚を持つメンバーが!彼の作る水原カルビ味チキンが大ヒット!店は大繁盛し張り込みどころではなくなっていく。次第に自分達が刑事かチキン屋か分からなくなっていく。



どうだろう。粗筋だけで笑う。言ってしまえばこれだけの作品なのだ。とにかく面白いし、笑えるし、スカッとする。それ以外に書きようがない。


『パラサイト』も傑作だったが、こっちの方が書きやすい。貧困、格差というテーマがあるからだ。『エクストリーム・ジョブ』にはオモシロしかない。その位、オモシロの圧が凄い。



こんなバカ映画が最後にはちゃんとした逆転劇とアクションで締めてくれる(しかも伏線張ってる)のだからたまらない。隙がないオモシロ映画。


まだ公開してるので是非観て欲しい。欲を言えば韓国映画の聖地シネマート新宿で。満席の客が爆笑してる状態で観たのは感動的でした。素晴らしい。
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