ハリウッドが元ネタになっている「最高の人生の見つけ方」の日本版です。正直リメイクというものではなく、原案は一緒にしただけですのでほぼ違うものと思った方がいいかと思います。
シネマンションでも感想動画をアップしているので、ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=n3FjOfh7Ajs
そのうえで、今回ですが非常に面白かったです。年齢を重ねることで「やりたいこと」に対する限界を感じる中で、誰の代わりに「リスト」をやるという設定にしたのが良かったです。そうすることで、12歳の少女のやりたかった夢物語が、2人の年齢とは合わないミスマッチが面白かったです。ちょっとあり得ないものと、リアルな部分をうまく俳優陣が繋いでくことも巧みでした。
そんな俳優陣としては吉永小百合さんと天海祐希さんが本当におちゃめで、人柄というか、自然な形が見ている方にちょっとした元気を与えてくれる明るさがありました。誰かのために頑張ることも大事ですが、自分のを大切にすることも誰のためであることを教えてくれる作品でした。
余命を宣告された2人が一番のびのびしており、そこに犬童監督のお笑いセンスもあって、見終わった後に「よし、頑張ろう」と思わしてくれる映画ですので、ぜひとも劇場でご覧ください。
2019年公開作品 124本目