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戦場でワルツをのhainzuのレビュー・感想・評価

戦場でワルツを(2008年製作の映画)
4.0
元イスラエル軍兵士のアリは、抜け落ちたレバノンでの記憶を探るためにかつての戦友を訪ねる。

最初に観たときは、私の勉強不足もあり何がなんだかわからなかった。
レバノン内戦は、複雑でいろんな国が軍事介入してくるのである程度、知識を入れてから観たほうがいいかもしれない。

一体誰が敵で何のために戦うのか?よくわからない。でもこれは、登場するイスラエルの青年兵も一緒だ。
ただ恐怖しかなく動くもの全てに発砲していく青年兵たちそして犠牲になっていくのは、一般市民。

そしてかつての戦友を訪ねる事でわかってきた数々の虐殺行為。
そして最後に起こる最大の虐殺行為……。
アリは無理矢理忘れようとしていた自分達の犯した罪を。

基本的にこの映画はアニメーションで描かれているが最後の事件は、実際の映像で観せられることになる。

ユダヤ人の彼等も虐殺されてきた歴史があるのに結局、彼等も同じ事をしている。

戦争をアニメーションで描くのはやはり斬新。
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