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ボーダー 二つの世界のAirconのレビュー・感想・評価

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)
3.6
カンヌのある視点グランプリなので、なにも調べないでまず観るやつ。


感想は、ちょっともうわからない。
このレベルの倫理観は特例すぎて考えたこともない。
特例を見せた上で本質的には共通する身近なテーマを考えさせるということなんだろうけど。

社会的にはマイノリティなど、例えば違う価値観をどう尊重するかとか、この人たちを観てどう思うかとか、いろいろあると思うけど、自分としては誰かに対してどう思おうと干渉という行動さえとらなければ別に問題はないと思うので、自分の美的な価値観を曲げるつもりもないし、自分の与えられた立場で頑張って、と思うくらい。

例えばゴキブリに人権が無いように、じゃあ宇宙人ならどうなのとか、考えだしたらキリがないと思うんだけど、そこに線引きがあることも確かで、ただそこまでそれを考えるべきかなとも思う。

その線引きは人間かどうかであったり、同じ民族かとか、同じ村の人かとか、家族かとか、そこに対して特別なまとまりを作ってしまうのはもうそれぞれ状況に依っているから、お互いに一定の線引きを決めることはできないと思う。

ボーダーは”ある”けど重要ではないみたいに考えた。
見えざる手的な。
生物に生得的に存在する防衛本能のような、それを重視する人もしない人も環境に依る気がする。
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