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ボーダー 二つの世界のkazu1961のレビュー・感想・評価

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)
3.6
▪️JP Title :「ボーダー 二つの世界」
Original :「Grans」
▪️First Release Year : 2018
▪️JP Release Date : 2019/10/11
▪️Production Country : スウェーデン・デンマーク
🏆Main Awards : 第71回カンヌ国際映画祭
ある視点賞
▪️Appreciation Record : 2020-602
🕰Running Time : 108分
▪️Director : アリ・アッバシ
▪️Writer : アリ・アッバシ、イサベラ・エクルーフ、ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
▪️MusicD : クリストファー・ベルグ、マーティン・ディルコフ
▪️Cast. : エヴァ・メランデル、エーロ・ミロノフ、ヨルゲン・トーソン、アン・ペトレン、ステーン・ユングレン
▪️My Review
北欧映画らしい「静謐な美しさ」と「無機質な残虐性」に加え、「生々しさ」が巧く混ざり合って表現されたダークファンタジーですね。幻想的な物語ですが、そこにある痛みはリアルで生々しく、息を呑んでしまいます。
強いメッセージ性。社会に見捨てられた者が人生において愛と怒りの間で選択を迫られる大人のためのダークファンタジーです。善悪、美醜、性別、貧富、国籍、宗教、この世界のあらゆる境界線に問題提起しています。
そして、特殊メイクの凄さ。フィンランドの実力派エバ・メランデルとエーロ・ミロノフの素の姿がを知ってるとその凄さに感嘆します!!
本作、第71回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品され、俳優のベニチオ・デル・トロら審査員を驚嘆させ、見事グランプリを受賞した作品です。人並外れた嗅覚を持ちながらも醜い容貌のせいで孤独を強いられるティーナが、ある男との出会いにより、人生を変えるような事件に巻き込まれていきます。

物語は。。。
違法なものを持つ人をかぎ分けることができる税関職員のティーナ(エヴァ・メランデル)は、ある日、勤務中に風変わりな旅行者のヴォーレと出会います。彼を見て本能的に何かを感じたティーナは、後日自宅に招いて離れを宿泊先として貸し出します。ティーナはヴォーレのことを徐々に好きになりますが、彼はティーナの出生の秘密に関わっていました。。。

▪️Overview
「ぼくのエリ 200歳の少女」の原作者ヨン・アイビデ・リンドクビストが自身の原作をもとに共同脚本を手がけ、第71回カンヌ国際映画祭ある視点部門でグランプリを受賞した北欧ミステリー。醜い容姿のせいで孤独と疎外感を抱える税関職員ティーナには、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分けるという特殊能力があった。ある日、彼女は勤務中に奇妙な旅行者ボーレと出会う。ボーレに対し本能的に何かを感じたティーナは彼を自宅に招き、離れを宿泊先として提供する。次第にボーレに惹かれていくティーナだったが、ボーレにはティーナの出生にも関わる大きな秘密があった。(引用:映画. com)
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