本当は何を見ているのか、何処を見ているのか、誰を見ているのか。
人間の顔は左右非対称なので、右側と左側では違った顔に見える。
左側から見たよこがお。
右側から見たよこがお。
片側を見ている時に反対側は見えない。
そんな違いのような、人の二面性を描いている。
『淵に立つ』は狂気も含めて人間の怖さにゾッとさせられたのだけど、今作はあんまり刺さらなかったな…
基子の感情がイマイチ理解しがたい。
一方的な好意に応えてもらえなかったからって、ああいう仕打ちは幼すぎるというかうっすらサイコパス。
(しかも本人にすぐバレるレベルの嫌がらせ)
最初、現在と過去が入り混じってるということが分からなくて混乱した。
ささやかな復讐。うーん。
個人的にはあそこでアクセル全開からのエンドロールが良かったな。
どうなったのか、または妄想なのか?というような終わり方。