よこがおのネタバレレビュー・内容・結末

上映館(9館)

「よこがお」に投稿されたネタバレ・内容・結末

終始緊張してた。終わったあとはずっと気持ちが沈んでぐるぐるまわってた。誰が被害者で加害者なんだろう?誰も幸せにならない作品だったと思う。でも好きだった。

現在と過去の、明と暗を行き来する、その描写にあっという間に吸い込まれた。そしてその中で静かに着実に積み重なる怖さがのしかかる。愛が嫉妬に変わって憎悪に変わる、ふとしたきっかけでそれはもっと噛み合わなくなる。「加害者側」というだけで何も信じてもらえなくなる。ちょっとずつ壊れていく主人公。そんな人間の物凄く簡単で冷たいところが静かに語られてた。
出所後の彼がなんの気になしに言った「まだあの仕事してるの?」(うろ覚え)がただただ怒りに変わった。

カフェの中から、被害者の家の中から、借りたアパートの中から、元恋人の家から、出所した彼を乗せた車の中から、位置関係の対比もよかったなあ。映画館で観てよかった。
陰と陽が時系列を超えて交互に描かれていて、展開が読めない構成に観ている私は序盤からドキドキしっぱなしだった

基子はきっと純粋に市子が好きだったんだろう。市子に不幸になってほしかった訳ではなく、気持ちが重なりすぎてこういった展開に発展してしまった。でも社会的信用に関わる問題だからこそ、それによって市子の運命が180度変わってしまった。これは基子に限らず、ジャーナリズムにも大きく関わる問題。
日常的に発生する音が市子と基子の悲痛な心の叫びを代弁している。特にラストシーンのクラクション音はこびりついて離れない。

人間の二面性、社会の闇と、様々な“もう一つの顔”が垣間見えた。一つの顔が見えている間は、その裏にあるもう一つの顔が姿を消す。題名の通り、恐ろしくも儚い“よこがお”がそこにはあった。
最後、市子が基子を引いてしまうのではないかと私の心拍は最高値に達したのだけど、そうはならなかった。受け止めたつもりでも受け止めきれなかった様々な思いが溢れ出てアクセルを踏んでしまったけれど、結局は市子の根本的な人間性というか、良心が顔を出してそうはならない。ここに市子の絶望が描かれているなあと感じた。長々と記してしまったけど、とにかく筒井真理子さんという女優は本当にすごい…
主人公は決して悪いことはしてないのだけど。。歯がゆさを感じる映画。
市子の夢のシーンは爆笑でした。
筒井真理子に始まり、筒井真理子で終わる作品
彼女の変幻自在の演技力に脱帽するしかない

被害者は直接の加害者でなくとも非を認めさせたがるし、一見上辺は加害者家族に優しく接しているようにみえても、根底では拭いがたい被害者意識と自分が加害者家族へ同情することによる虚栄心が有る
市川実日子は実に嫌な役を見事に演じていた
ちょっとしたボタンの掛け違いから、底辺まで墜ちるのに時間は掛からない怖さを痛感できる一作

結局、何の解決にもなってないし、誰の救いも無い
突き放した状態で終わる後味の悪い作品だけど、現実にも十分起こりうる事であり、薄ら寒い気持ちで劇場を後にした

嫌いじゃないけど、このような後には温かい気持ちになれる物が欲しくなるかな
会社の先輩にすすめられて。
すすめる理由は観たら分かる!と言われたのですが、はい、観て分かりました。百合ですね。
もう都内だとアップリンクで日に1回しかやってなかったからギリセーフ。小さい劇場だったけど半分も埋まってなかったな。

あらすじ読まずに観たので、たいへん新鮮な気持ちで鑑賞。
まず、筒井真理子はさいきんNHKのサギデカで演技派詐欺師役やってたんで胡散臭さ100点満点だな!とおもいました。池松に近づくところもさ、詐欺師の顔にしか見えない。あは。
市川実日子すごく可愛いんだけど今ぐぐってみたら41歳という衝撃…。なななんと。池松とも10以上離れてるのか。すご。妹ちゃんもキリッとしたまゆ毛とか市川実日子似で可愛かったです。
犯罪者家族の辛さっていう題材か〜と途中まで思ってたけど、動物園の帰りで市子さんが結婚すると知った基子ちゃんの表情みて「あ、察し…」でしたね。ははぁ、先輩がすすめてきたのはこれでしたか…。
過去と現在が交差しまくるけど、ちゃんと市子さんの髪型違うから混乱しない。分かりやすい、良いこと。
池松が市子さん抱くのは「おーけっこう熟女趣味やな…」とやや構えちゃったけど、そんなもんなのかしら。惜しかったのは、送られた写真を見た基子ちゃんの反応が見られなかった点かな。嫌がらせ?むしろご褒美やん!

さいごに、吹越さんの息子くんがぷくぷくしててセリフ棒読みでかわいかったです。となりに座ってた女性2人組が彼の出てくるシーンで尽く笑ってたという。
アラ還ということが信じられないほど、筒井真理子さんの裸体が美しかった…。

基子はとても良い人だと思っていたのですが、市子が結婚すると分かったあたりから態度が180度変化しましたね。
市子だけ幸せになるのが許せなかったからだと思っていましたが
そうではなさそうだ思い始め、市子と和道とのベッドシーンで確信に変わりました。
小説版も購入しました。まだ冒頭しか読んでいませんが、映画版より明確に、基子の市子への気持ちが描かれています。

洗車する時の音、最後に市子が吹っ切れたかのように猛スピードで車を走らせるエンジンの上がる音。
音で魅せてくれる映画だったと思います。
今年104本目。これを「叙述トリック」と呼ぶのは何だかなちょっと違う気がする。上手いんだけど面白くない映画っていう感じ。犬にまでなっちゃうヒロインのヒロインなりの復讐の結論は皮肉が効いてて面白いというより僕はばかばかしいと思ってしまった。
ゆったりとしてるように見えて
ずっと心がザワザワしてるような…
何かくる…!っていうような感覚に襲われて

とくにラストシーン怖すぎて、
耳を塞いでしまったくらい。
心臓がキュってなりました。
「親戚ってだけなのに」、「喫茶店に居合わせただけなのに」、「軽い小話をしただけなのに」
そんな筒井真理子に同情しきれない。かわいそうと思いきれないのは池松壮亮のせいか。
おばあちゃんの部屋でかかってたバッハが無機質ですこし怖くなった。市川実日子がとにかく好き。喫茶店で心のダムが決壊した時はもっと思いました。筒井真理子さんも本当に素敵です。ご飯ちゃんと食べてるか心配になる。
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