三四郎

ミス・ブロディの青春の三四郎のレビュー・感想・評価

ミス・ブロディの青春(1968年製作の映画)
3.0
教師を目指す人は、戒めとしてこの作品を一度は見ておいたほうがいいかもしれない。

美術教師の描く人物画は全てブロディ先生の目に似ている…。この恐ろしさ。特徴的な目だ。どうも独善的なブロディ先生を好きにはなれない…。
自身の偏狭な知識と見聞を生徒たちに押しつけているとしか思えない。
教師も人間であるが、多感な10代の生徒を教え導く人間は、急進的な情熱家よりも情熱と理想を持った人格者であってほしい。
いや、哀しいかな、あまり教師というものに情熱や理想を持たず、淡々とした人物である方が「先生」という職業に向いているのかもしれない…。
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