kazu1961

任侠学園のkazu1961のレビュー・感想・評価

任侠学園(2019年製作の映画)
3.8
▪️Title : 「任侠学園」
Original Title : ※※※
▪️Release Date:2019/09/27
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-107
▪️My Review
任侠ヤクザモノ×学園青春モノ×教育問題提起。。そんな感じの作品でしたね。
複雑な仕組みや様々な問題点を抱え、身動きが取れなくなっている教育現場。そんな様々な問題を阿岐本組の面々が昔ながらのやり方で次々に解決していくのが痛快なエンタメ作品ですね。
原作は見てませんが、ヤクザと学校のカルチャーギャップ・コメディはなかなか笑えます!!
その一方で、現代の学校教育が抱える様々な問題を描こうとしているのが、本作を単なるヤクザと学校のカルチャーギャップ・コメディに終わらせていないのも事実です。
そう、コメディとシリアスの間を絶妙に行き来しているその抜群のバランス感覚がよいですね。
原作は、社会奉仕がモットーの弱小ヤクザ“阿岐本組”が義理と人情を武器に、倒産寸前の私立高校や出版社、病院、映画館など、困っているひとたちをボランティア精神で助ける人気小説「任侠」シリーズです。
そん中で今回の物語は。。。
経営難の仁徳京和学園高校に、昔気質のヤクザ一家・阿岐本組の阿岐本組長(西田敏行)やナンバー2の日村(西島秀俊)らが新しい理事としてやってきます。見た目が怖く荒っぽいが、義理人情を重んじる彼らの言動に、少しずつ周囲の空気が変わっていきます。あるとき、学校の乗っ取りをもくろむ欲深い連中が策略を仕掛けてくるのですが。。。
そして、西島俊秀のらしい演技がなかなか良いです。ヤクザの凄みを匂わせながらも、生徒たちに対するぎこちない接し方や、厳しい中にも時折見せる思いやりなど、どんな役でも自分のものにしてしまう西島秀俊のらしい演技が随所に見られます。
阿岐本組三ヶ条!!「カタギに手を出さず」「勝負は正々堂々」「出されたものは残さず食う」。
真面目過ぎるが故、空回りしながらも世のため、人のために走り回る不器用な彼らを応援したくなるそんな作品ですね。
きっと続篇でるでしょうね!!

▪️Overview
西島秀俊と西田敏行がダブル主演を務め、社会奉仕がモットーの地元密着型ヤクザたちの奮闘を描いた今野敏の人気小説「任侠」シリーズを映画化したコメディ。
義理と人情に厚すぎるヤクザ・阿岐本組。社会奉仕に目のない組長は次から次へと厄介事を引き受けてしまい、ナンバー2の日村はいつも振り回されてばかりだった。そんな彼らが、今度は経営不振の高校の建て直しに協力することに。学校には嫌な思い出しかない日村は子分たちを連れて仕方なく学園へ向かうが、そこで彼らを待ち受けていたのは、無気力・無関心な高校生と事なかれ主義の先生たちだった。それでも義理人情の正義を貫こうとする阿岐本組の情熱に、学園内の空気は徐々に変わっていくが……。共演に伊藤淳史、葵わかな、葉山奨之など。(参考:映画.com)
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