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メイド・イン・ホンコンのmingoのレビュー・感想・評価

メイド・イン・ホンコン(1980年製作の映画)
3.6
後期になるにつれてホームビデオ感とインスタレーション感が高まるのだが初期の作品はドキュメントな視線がところかしこに存在しており、おむつの替えの時間は砂時計代わりで6回変えたら1日が終わるなど、ナレーションの台詞回しも実に良い。物語の後半の最後だけ本人が出てきて衣服製造業に従事する演出があるのだが100万本のジーンズ?軍パン?に埋もれてしまうシーケンスはジャックタチのようでアイロニカルでコミカルなタヒミックが愛おしくなる。ただ香港の繁栄の裏の現実を描いたドキュメンタリー作品として鑑賞するのなら浅くて少し短絡的すぎかもしれない。こちらもハリウッドを意識してて、もしかしたら全作品ハリウッドに対して敵対視してるかもしれない笑
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