もち

ルパン三世 グッバイ・パートナーのもちのレビュー・感想・評価

2.9
全然活躍しないルパンと一味。

AIに任せておけば、話なんて勝手に進むんじゃないとさえ思えるスカスカなストーリー。

「ルパン史上最強の敵現る!それは次元大介!」という宣伝で出てきた本作、その通り次元の裏切りが物語の軸なんですが、これが軸になりきれていない....。

次元が裏切って敵側についているのも、何か理由(女性関係)があるはずとすぐ思えてしまうから、先の展開に驚きがない。物語の中盤であっさり裏切りをやめてルパン側に戻るしね。(実際裏切ってなかった)

ルパンが泥棒らしいのは「タイムクリスタル」を盗むところぐらい。それもあっさり盗むもんだから、後の見応えある出番はほとんどない...。

不二子ちゃんに至っては、どこのお嬢さんですか。もっと武器を持ってバイクに乗って戦えるだろぅぅ。なんで活躍場が悠長にピアノを弾くなんだよう。いつから高校生の保護者になったんだ...。

五ヱ門は...、いろんなもの切ってたかな...。


物語を繋ぐのに、ルパンの幇助犯で銭形逮捕とか、ショパンのピアノと楽曲とか、ショパン・コンクール出場の女子高生とか入れてるけど、無理矢理感がすごい。

空虚なストーリとか書きましたが、話としてはまとまっているように見えるんです。でもなんだろう、流行ってるシナリオをマニュアル通りに作った...みたいな。そのためにルパンを始め各キャラクターとショパンを犠牲にしたような。見たかったルパンはこれじゃない感。
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