【まとめシネマ】#377
【まとめ】
* 静と動で分かれるキャラクター
* 最後の最後で台無し
* あのシーン以外は意外と面白い!
本作の登場人物は個性的だ。
佐久間由衣演じる主人公・ひろみは男の前ではいい女を演じるが、裏の顔は叫び、暴れるかなりヤバい女。通称「隠れビッチ」と呼ばれ、とにかく嫌なことがあれば発狂する。性格悪い佐藤栞里に見えてしまう。
そんなひろみを支える人たちは、大人の余裕を感じる優しさを持つ。
森山未來演じる職場の上司はわがままな主人公を優しく接する。村上虹郎演じるシェアハウスに住むバイセクシャルの男友達は、中立な立場で主人公を説得する姿はGOOD!
本作のラストは好きな方だ。
わがままで自分勝手な主人公の過去や、物語の着地も好きな展開だった。しかし、エンドロール後の「数分のシーン」があるのだが、あのシーンのせいで先程の見事な着地が台無しになります。
本作の忠告として、エンドロールを最後まで見ないことを推奨します。
本当にあれシーンだけ無ければ、良き作品です。