2回目の夏休みの映画梯子デーは娘と。
本日初日のこちらに、ほぼ何の情報も無しで前日の晩観ることを決めた私は、勇んでチケットをネット購入したんですが、何を血迷ったか最前列の席を購入してしまい、劇場で娘と愕然としたのでした。え?こんなに最前列?!
ごめんよ、おっちょこちょいで💦
そんな訳で、結果的にすごい没入感で鑑賞することとなったミュージカルでした。
歴史がからきしダメな私は、映画でいろんなことを知ることが常でして、今回もアメリカの移民の歴史を垣間見させていただきました。お金のため、夢のため、いろんな背景がありアメリカにやってきたドミニカやプエルトリコなどの移民の、子や孫の世代の若者達が、自分のアイデンティティ、居場所、生きる目的に気付くミュージカルドラマであり、群像劇であり、ラブストーリーです。
ちょっと雰囲気ララランド。
親の世代の夢を繋ごうと、努力してスタンフォードに入っても、偏見という壁は高く挫折してしまうニーナ。自分の居場所はドミニカだと、アメリカを去る決心をするウスナビ(彼の名前の由来はなかなか楽しい)。デザイナーになる夢を持ちつつ、そのための一歩すら安定した収入がなく踏み出せないヴァネッサ。それぞれの葛藤が、ラテンミュージックに乗って繰り広げられつつ、ラストまできちんとまとめてくるところ、すごく心揺さぶられました!
とにかく、ダンスシーンが最高で!!!
踊れるなら踊るよね。クラブでも、屋外でも。自分たちのルーツを語りつつこの情熱でダンスできるって羨ましくて。だって、日本にはこの感覚はないじゃない?
アメリカにおけるラテン系移民の苦悩を、パワフルに歌い踊ることで、辛い一辺倒じゃなくかつ気づきも促す作りになっていて、私はこのバランスがすごく好きでした。
たまに「泣かせに来てる」みたいなショットがあったのだけが少し残念だったけれども。
良い夏休みでした^ ^