YURI

イン・ザ・ハイツのYURIのネタバレレビュー・内容・結末

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ずっと楽しみにしてたインザハイツ。

映画館で観れて本当によかった。
エンタメ度で言うと、今まで観た映画の中で一番。
大好きなララランドやヘアスプレーを超えた。

今まであまり聞いてこなかったラテンミュージック・ヒップホップに心掴まれ、クラブのシーンではダンスに圧倒され…
瓶ビール片手に、歓声を上げて踊りながら見たくなった。

ただエンタメ度が高いだけと思いきや、
日々の変わり映えしない日常に退屈し、過去の楽しかった記憶に想いを馳せ、帰れば幸せが待ち受けていると信じているウスナビ、
みんなの期待を一人で背負い、応えられなかった自分を責めて重い足取りで帰郷するニーナ、
みんなの母親と親しまれているが、人知れず孤独や悲しみを抱え、滞在か帰郷か迷った末、移住してきたこのヌエバヨークで永眠するアブエラ…

それぞれ移民ならではの複雑な事情を抱え、お互いの痛みに寄り添い合い、本当の幸せは何かを見つけていく。

本当の幸せは、人それぞれ。
誰もが、国籍や人種じゃなく、一人の人として認められて、進みたい道に進める未来でありますように。
ニーナはこの街の希望!
YURI

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