タランティーノ監督『イングロリアス・バスターズ』でメジャーになった頃は「お嬢さん」然としたかわいい娘だったのが、このところアイパッチしたりで妙にかっこよくなった、ロザムンド・パイク。
これはその「男っぷり」「侠気」を楽しむ映画でもある。
主役はFBIの情報屋(インフォーマー)で、それが大ピンチに陥ってしまう。そこからの切り抜け方や、FBIにNY市警にポーランド系組織という三つ巴の争いなど、ストーリー展開が面白い。
大爆発などのスペクタクルもないし、大スターの共演もないし、地味に公開されてはいるが佳作だった。