周りに”こうだ！”と言われたらそうなのかな〜とか、みんなそう言ってるからとか、、、周りと合わせることは、ある場面ではとても大切なことだけど、間違ったことが間違いであるとわからぬまま、正しいこととして周知されてしまうのは残念でならない。だからこそ、この映画のエマストーン演じるスキーターがその”周り”と決別して、友達がいなくなっても、信念に従って行動したのはかっこよかった。こういうのが芯の通った人間っていうんだな、と。周りに流されず、かっこよく生きたいなと心から思えました。
この映画を観て大学の講義で先生が言っていた
『差別などの問題を無くす為に、その事実それ自体を忘れてなかったことにしてしまうのは、その問題を解決する為に果たして良いことなのか。それをしてしまえばそのことで苦しんだ人々の感情さえ忘れてしまうことになるから、その苦しみがわからないままだと、また同じことを繰り返してしまう。だから私たちは歴史を研究して、過去の出来事を決して誤りの無いように伝えることが大切なんだ』という言葉を思い出しました。
この物語がフィクションのため、正しい正しくないは置いておいても、人が人間ではないような扱いを受けていたこと、それを受けてどんな気持ちであったのか、そういう生々しい声が、可愛らしくてところどころおしゃれであった映画の中でたくさん聞こえてくる。本当に観てよかった。
