おかトム

王様になれのおかトムのレビュー・感想・評価

王様になれ(2019年製作の映画)
3.3
オクイシュージ監督初作品。
今作はthe pillows 30周年アニバーサリーの特別映画ということで作成された。原案山中さわお
脚本・監督オクイシュージ

the pillowsというバンドを知らないと楽しみが半減するだろう。映画の内容的にはヒロイン役のユカリが実に痛々しいピロウズファン(バスターズ)を演じるわけだがここの雑味が無いと映画として完成しなかったと思われる。あえてのいやらしさを出した演出がこの作品の一本の道を描いた様に思う。私はノスタルジックな雰囲気に感じたが退屈さは無かった。数々の名曲が多いpillowsだがその中でもハイブリッドレインボウの使い方が好き。オクイシュージさんは本当にピロウズというバンドを好きでどこでどういう風に楽曲を使用するのかかなり悩んだのでは無いだろうか、その悩みがしっかりと映画に滲み出して良い味を出していた。最後のライブシーンでの臨場感は圧巻。
太陽に観とれて30年。ロックシーンの名曲を量産し続ける安打製造機。多くのバンドが影響を受けた。私の中の王様はthe pillowsで間違いなかった。

作品としては星3.3の評価だがファンとして評価するなら5.0満点だ。