このレビューはネタバレを含みます
特定のバンドに心酔していてもほんとはただひとりのことを想って聴いているみたいな、そういう感覚はピロウズに限らず音楽ファンあるあるですよね。そんなふうに好きなれるのは間違いなく幸せなことなんだと確信させてもらいました。
うちは夫婦ともにピロウズファンなんですが、奇しくも片方が生まれつき身体に疾患を抱えていること(心臓ではないけど)、片方がユカリと同い年で2歳差の姉さん女房なこと、片方の影響でもう片方もピロウズ好きになったことなど、劇中のふたりと重なる部分が多くてビックリ。もちろんピロウズの曲に何度も助けられてきたことも。
そんなバスターズとしては、手術室に向かうユカリの姿とステージに向かうピロウズメンバーの姿とがダブる場面、ライブでみんな盛り上がってるときにふと祐介とユカリの2人きりになったような感じになる場面がやばかったです。
「この世の果てまで」と「どこにもない世界」はとくべつ好きな曲だったので、劇中印象的に使われていてとても嬉しかった。