昔、水泳をやっていた頃を懐かしみながら(あまり彼らのように打ち込めてはいなかったが)アニメシリーズを観ていたので劇場版も観に行った。
数年前のあの衝撃的な京アニ放火事件から、よくぞここまで復活したと思う。
グッズを買うほどにどハマりする女子達ほどのコアなファンでもないが、平和な冒頭シーンが始まると少し涙腺が緩みそうになった。
泳ぐ人物や水の動き、プールの水色、建物や電車の背景の描写など、作画がとにかく綺麗。競泳のシーンもさすが京アニ。スピーディーでカッコよく、臨場感があって気持ち良さそうで泳ぎたくなる。
普段のキャラの話しぶりや動きが演劇のように少しオーバーな所が気になったが、まぁそこは京アニならではの演出と受け流せばいい。
何人かの選手は泳ぎのシーンを端折られてるのが残念。アニメシリーズでも尺の関係か時々あった演出だが、もう少し泳ぎを見たかった。
まぁ、新キャラや海外の選手も加わり、あれだけの大人数のキャラを動かすのは大変だっただろうから仕方ないとは思うが。
部活や県大会の頃とは違い、世界での戦いとなるので、プロとして泳ぐ責任や覚悟が重くなり、厳しく緊張感のある場面も。
それでも、明るい渚や怜、お馴染みの部員達が笑いで和ませてくれるのでホッとする。
初期に比べだいぶ精神的にしっかりしてきた凛や郁弥が落ち込んでも前向きになるのは安心するし、肩のケガを乗り越えて練習する宗介の姿には大きな活躍はないが感動した。彼らの成長ぶりを見れたのは素直に嬉しい。
ところで…
最後の遙、どうした!?(^_^;)
珍しい演出に別のアニメかと思ったぞ!
かなりシリアスになってきたけど、来春の後編でキラキラと水のように気持ちよく終わってくれることを願う。