ひらり

魔女がいっぱいのひらりのレビュー・感想・評価

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)
5.0
ロアルド・ダール原作未読。
原作読んでみたい!と思うほど作品の世界観に惹き付けられた。
ロバート・ゼメキス監督の手にかかるとこんなにも楽しい作品になるのね♡

前半に流れるブラックミュージックの挿入歌がお洒落。
後半は効果音にゾクゾク。
どこまでも伸びる魔女の手にハラハラドキドキ。

怖いんだけどスリルあり楽しい展開。
ネズミに変えられた少年とデイジーとブルーノが勇敢に魔女をこらしめる描写にスカッとする。
ジェットコースターに乗ってる気分を味わうとは!!

魔女を徹底的に描き怖い怖い。凄いアクション!
大魔女を演じたアン・ハサウェイのメークから衣装、振り切った演技が完璧。

魔女と対決するおばあちゃん(オクタビア・スペンサー)の描き方が最高。
孫の悲しみに同情するのではなく、時に自立するためにどうしたら良いのかをちゃんと判っていて接し方をかえてる。
悲しみから乗り越えさせる為にかける言葉だったり、孫の話をちゃんと聞く姿から深い愛情を感じる。

ネズミに変えられた孫をありのままの姿で受け止める。
おばあちゃんの心にしっかりと孫が映る。
それは相手をちゃんと見ていて、どんな姿であろうが孫に変わりない。

それに比べてブルーノの親ときたら…
嫌な人間だ。待てよ自分はちゃんと外観ではなく中身を見れてるのか…
ただ楽しいだけの作品ではなくメッセージもしっかりと込められてる素敵な作品
また観たい🐭🐁🐀
ひらり

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