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魔女がいっぱいのkarmapoliceのレビュー・感想・評価

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)
3.3
The Witches:ロバート・ゼメキス監督、脚本、製作、ギレルモ・デル・トロ脚本、製作、アルフォンソ・キュアロン製作、アン・ハサウェイ、オクタヴィア・スペンサー、ジャジール・ブルーノ出演、2020年作品。原作はロアルド・ダール作の同名児童文学。

まあまあ楽しいが、けっこう好きなロバート・ゼメキス作品としてはやや物足りない方かも知れない。多少問題視されてしまった3本指の手足など、要所でグロテスクな感じはギレルモ・デル・トロ氏の息が掛かっているのだろうか・・・・、実はやや苦手でもあった。アン・ハサウェイの怪演は振り切れていて、新境地を観れたような気がした。かなり気持ちのいい魔女(悪女)ぶりだった(笑)狂気の沙汰を観せておいて、お婆ちゃん役のオクタヴィア・スペンサーと少年の関係にほっこりと安堵させてくるテンポが観易かった。

単純なハッピーとは言い難いエンディングは原作通りで、「ネズミ化した子供たちと世界中の魔女との終わりなき戦い」と言う事らしい。ゼメキス監督らしくアッサリとしたタッチで後味は悪くないと思う。まあ気軽に少し毒のあるファンタジーを楽しめるファミリー向けだろうか。
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