たけちゃん

レオンのたけちゃんのレビュー・感想・評価

レオン(1994年製作の映画)
5.0
大人になっても、人生ってこんなに辛い?


リュック・ベッソン監督・脚本 1994年製作
主演ナタリー・ポートマン、ジャン・レノ


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、6月9日はプリンセス・アミダラことナタリー・ポートマンの誕生日。
今日で38歳ですって(^-^)

僕は知っての通りスターウォーズが大好きで、オリジナルシリーズだけではなく、プリクエルも好きなので、当然、アミダラ姫も大好き。
もう、アナキンと同じく、彼女は僕にとっても天使👼です( ˘ ˘ )ウンウン

なので、「エピソードⅠ ファントム・メナス」をレビューしたくもなりますが、当然レビュー済。
そこで今日は、ナタリーのデビュー作、「レオン」を取りあげます( •̀ω•́ )و✧


ナタリー・ポートマンに出会ったのは今作です。
また、監督のリュック・ベッソンを知ったのも今作。
フランスの監督というのも僕には珍しく、また、脚本も書く新進気鋭の監督として、クエンティン・タランティーノの「レザボア・ドッグス」を観た時のような新しい風を感じました。

当たり外れの多い監督なんですけど、僕は好きなんだよなぁ。リュック・ベッソンの名前があると、製作でもつい観ちゃう(笑)




さて、映画です。
顔のアップから始まる。
そこがたまらなく好き。
すごくハードボイルドを感じたね。

そして、際立つレオンの暗殺者としての技量。
もう、いきなり心、鷲掴みだよね。
でも、その後、マチルダに出会ってからのレオンは、どことなくボンクラで、そのギャップに萌える(ˆωˆ )フフフ…


そして、ナタリー・ポートマン演じるマチルダ。
なんだこの可愛さは( ˆωˆ )ニヤニヤ
まだ13歳くらいよね。
この若さでこの魅力。
「タクシードライバー」のジョディ・フォスターに比肩しますわ( ˘ ˘ )ウンウン


で、2人の敵となるノーマン・スタンスフィールド役はゲイリー・オールドマン。前回レビューの「エアフォース・ワン」に続いて、悪役ゲイリーでしたが、今作はさらに素晴らしい。もう、行っちゃってましたね( ˘ ˘ )ウンウン
今作のゲイリーは「ダイ・ハード」のアラン・リックマンにも負けてないと思ったよ。素晴らしい!


音楽も素晴らしいなぁ。
フランスらしいシャンソン風。
そして、重低音響く、旋律も良し。
音楽を担当するのはエリック・セラ。
リュック・ベッソンとのコラボで知られますよね。実は2人はバンド仲間でもある。強い絆で結ばれてます。

ネタバレになりますが……






あのモノマネクイズのくだりは面白かったなぁ!
マドンナにモンロー、チャップリン。まぁ、ナタリーの達者なこと。
そして、ジョン・ウェインは酷かった(笑)


そして、素晴らしいのが、レオンのラストシーン。
あのカメラがレオンの目線となるのは本当に素晴らしいの。音がないのに、撃たれた瞬間、周りが光ることで、あ~、撃たれた~ってすごく語っていました。
そして、崩れ落ちていく映像。
この演出は素晴らしかったですね。
そして、そこからのレオン。
はぁ、たまらんなぁ。泣けた(>_<)
サイコーでした!




さて、最後は音ネタ💩ウンチクンです\(^o^)/

今作のエンドロールで流れた曲「シェイプ・オブ・マイ・ハート」は、元ポリスのスティングの曲です。


まずは……
ポリス、大好きでした~\(^o^)/
バンドの結成は1977年で、1979年にアルバム「白いレガッタ」でメジャーデビュー。
シングル「孤独のメッセージ」のヒットで、一躍人気バンドに。
僕もデビューから好きでしたよ。
当時、イギリスはパンクムーブメントの中で、ポリスもその1つだったんですが、音楽的にはむしろレゲエの影響が強く、パンクの流れでは語れないよね。
そもそもスティングはジャズバンド出身、ドラムのスチュアート・コープランドはプログレバンド、ギターのアンディ・サマーズはなんと元アニマルズですからね。パンクに収まるわけがない。

特に、僕は1983年発表の5枚目のアルバム「シンクロニシティー」が死ぬほど好きで、CDプレーヤーを初めて買って、最初に買ったCDがこの「シンクロニシティー」でした。
また、このシンクロニシティーのライブ映像が素晴らしいんですよ。元10ccのゴドレイ&クレームによるライブ映像は、映像自体が完全にロックしている素晴らしい演出と編集で、フィルマでも紹介したいんです。いつかリクエストします( ˘ ˘ )ウンウン


そのポリス、1984年にはバンド活動を停止、それぞれがソロ活動をすることになりました。
特に、スティングはコンスタントにアルバムを発表し、セカンドアルバムとなる「ナッシング・ライク・ザ・サン」は素晴らしい名盤!

この「レオン」の主題歌「シェイプ・オブ・マイ・ハート」は、ソロ4枚目となる「テン・サマナーズ・テイルズ(1993)」に収録された曲で、大ヒットした「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」にも通ずるスティングらしい1曲でしたね。



脚本、演出、音楽、その全てが完璧に思える今作は、間違いなくリュック・ベッソンの最高傑作。
ナタリー・ポートマン最高のデビュー作。
これを見て、ぜひ、ナタリーの誕生日を祝ってくださいませ(^-^)