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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ーのmのレビュー・感想・評価

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)
2.5
精神病棟という設定やジメジメとした空気感はすごく好みだったけど、、。
前提として閉鎖病棟の割にセキュリティガバガバなのが気になりすぎて、この映画の本テーマについてどうこう考える段階まで至れなかったのが残念。患者は社会や法律、病院に対して不信感を抱いていて、だからすべて自分で手を下し当事者間のみで解決しようとしてしまうのかなとは思うけど、本来そこに病院がもっと介入できるような対策を取っておかないと。
秀丸さんの殺人の動機が軽率すぎるところ、同じく患者である重宗を単純な悪役にしてしまうところ、ゆきちゃんの父親の件が最後までお咎めなしなところ、チュウさんの家族に対する看護師さんの言葉が冷たすぎるところ(家族のケアも本人のケアと同様に大事では?)などなどモヤモヤする場面もたくさんあった。
ただただ性犯罪がもっと告訴告発しやすくなること、そして性犯罪者が厳罰化されることを願うばかり。
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