広島カップ

メトロポリスの広島カップのレビュー・感想・評価

メトロポリス(1927年製作の映画)
4.0
※淀川長治さんの解説付きDVD

人造ニンゲッ、人造ニンゲッ、人造ニンゲッ....
って僅か三分間の解説の中で11回も言い、「スターウォーズよりもずっとキレイですよ」とニコニコ話す淀川長治さん。
よっぽど本作に登場する人造人間が気に入った様子。
もっとも淀川さんはサヨナラを言うのにも三倍量かかる方なのでこれで普通なのかも知れませんが...

未来都市を描いた本作は1927(大正15)年の製作。日本初の地下鉄(現在の東京メトロ銀座線)が開通したのはその翌年でもあり東京も未来都市(メトロポリス)に向けて歩みを進めていた頃でした。

ラングが想像した100年後の未来都市には電脳はありませんが超高層ビルが建ち並び、人々は富裕層と労働者層の二極に分かれていた世界でした。

都市や人造ニンゲッの美術がやはり傑出していて、また中盤以降に人造ニンゲッが創造されてからが俄然ダイナミックになっていく画面展開が素晴らしい。

淀川さんが指すスターウォーズとは勿論Cー3POのことですが確かに人造ニンゲッよりはキレイではない...
かどうか?私には解りません、解りません、解りません。笑
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