オル

貞子のオルのレビュー・感想・評価

貞子(2019年製作の映画)
5.0
恐ろしい。恐ろしすぎる。

末恐ろしい、中々の演技力。いい目をしている。謎の少々役の女の子。これからブレイクするかな。

正直、がっかり。スコアは盛ってます。だって、売れれば次期待できるから。
個人的には2.0ぐらい。
※ドラマ側レビュー『怪奇大家族』に思う所を記載したので併せて読んでスコア見直してほしいなぁ。なんて。

期待値上げすぎたのも悪いけど、それを遥かに下回る。

そうそう、でも、これ令和初の貞子であって平成最後の貞子なので真の令和初貞子に期待してますよ。

この映画を鑑賞する時の心構えコーナー
1.これまでの作品とは切り離す。
2.気構えすぎない。
3.過去というのは輝いて見えるもの。
4.ビデオデッキは今時の子は知らない。

まず、正統続編と言う事は念頭に置きつつもこれは『貞子』と冠する映画である事を意識すべし。

もう、つまり何が言いたいかというとベストキャスティング。

あ、水溜りボンドは惜しい。
ユーチューバーがいつもの企画をやるような形で出演してるが、水溜りボンドの動画を見た事とある人間はわかる。
キャラ違う。だから演技臭くなる。
トミーは絶対そんな言い方せんやろ。
余計嘘くさく見える。

それ以外のキャストの演技に全部が救われている。

美男美女演技派の三段構えで鉄砲隊かって。でも、この構成でないと見てられない。

と、いうか、エンディング曲「FEELS LIKE HEAVEN」でいいじゃん。
予告詐欺やで、ポスターよく見たらプロモーション楽曲ってなってる。

「聖戦」ってなんだよ。ラグナロクか、神々の戦いか。

歌詞酷すぎる。女王蜂好きな方には大変申し訳ないが、場違い。


池田エライザが好きじゃない方にもオススメできないかな。
池田エライザ鑑賞用映画と言っても過言ではないし。

桐山漣は仮面ライダーWの主役!相変わらずのイケメン!菅田将暉より売れると思ったけど外した。

このキャスティングに何かを見出だせればぜひ、ご覧頂きたい。

今後のホラー映画界の進退に多大なる一石を投じる事にもなるのであなたの清き一鑑賞を。

私はホラーが好きだ!廃れてほしくない!ホラーイズフォーエバー!

あ、池田エライザ左利きなんだなぁ。

まだまだ言いたい事たくさんあるけど

これからパンフレット熟読してきます。
そしたら追記します。

追記
原点回帰ということで諸々原点には戻れてなかったわけだけど、貞子の出生場所並びにそこに関わる人物という構図は初代リングを彷彿とされるのでもしかしたら他にも意図のあるシーンがあるかもしれない。鏡とかも同様の思惑があったりして。

以下、少々ネタバレ









佐藤仁美が同キャラとして出演しているがいい演技。この役者昔から好き。

じゃなくて、原作読んでないから何とも言えないんだけど、これ鈴木光司氏が書いたものを大きく歪めている気がしてならない。脚本の問題か貞子が貞子じゃない。

リングも確かに設定違ったものではあったけど、貞子の行動がおかしい。

貞子がおかしい。

エンタメキャラになってから確かにおかしいんだけど、ホラーの貞子としてもおかしい。

クライマックスは笑ってしまったし。
化物には化物をぶつける方がまだそれっぽかった。

物語に整合性が全くない事に捕らわれてしまい惑わされないようにすれば楽しめるかも。二回目の鑑賞はそうするつもり。

整合性のなさが本作品の一番のミス。
そもそも原点回帰がテーマなら媒体を変えた貞子を見せればよかった。
今の貞子ならこう呪いを伝播するという姿を。

なんなら、貞子3Dのがリング愛に溢れていた。
オル

オル