ちゅん

サバハのちゅんのレビュー・感想・評価

サバハ(2019年製作の映画)
3.6
宗教をテーマに扱った韓国のサスペンススリラー。

哭声/コクソンも同じようなテーマを扱っているが、どちらかというとこっちの方が宗教色が強めな印象だった。

日本にもオウム真理教とかあったから新興宗教団体の怖さを他人事として捉えることなく観ることができるし、宗教自体の危うさみたいなものも垣間見えてホラーとは違った意味で怖い作品。

2つの話が徐々に交わっていく的な展開は個人的に結構好みなので、どういう風に繋がっていくのかな〜とか考えながら観る事ができて楽しかったです。

初めは宗教のことなんて何も知らない自分でしたが、作中で結構ちゃんと説明してくれるので置いてかれちゃうこともなく、そこらへんも良かったですね😉

ホラーっぽい描写いる??って初めは思ったけど、信仰の対照的存在として必要なのかなって後々感じたからまぁ良し。

6本の指とか蛇、灯火とか宗教についてもっと詳しく知ってればより楽しめたのかなあと思うと自分の学の無さが恨めしいですが、そんなの無くても普通に観ることが出来るので宗教に興味がある人は観てみるといいのではないかと思いました。
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