まりぃくりすてぃ

オンネリとアンネリとひみつのさくせんのまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

3.5
オンネリ史上最高傑作!の予感とともに、、、たむぽぽスタート。白い綿毛って、青空にモシャモシャ浮かぶ白雲になりたいんだね?

オンネリとアンネリ、二人に生じた身長差。そして早老?な肉厚さをそれぞれもち。。

前作までは大人の一人二人が途中から “痛い悪役” 化していくジョブ感っていうか、ハンパな社会性みたいのが少し鼻についたんだが、、、今作は、所長ミンナピンナさんがのっけから事実上の悪役宣言を潔く。(彼女の独特の歩き方はラストへの伏線だったんだね。)
「色のない寮内。囚人服みたいなグレー制服。番号呼び」を、カラカラフルフルなオンネリアンネリの善良世界に挑みかからせたのが、今回とても巧い。扱いムズめな紫系に黄系を堂々並列させたりと、色づかいのこなれ感がスゴイ上によ。
ただし、猫ちゃんへの着色はいけません。
オニオンミルクあたしも作って飲んでみたい。。

目ヂカラ任せオンリーで、歌うでもなし踊るでもなしのオンネリ役とアンネリ役に演技らしい演技をさせない、といういつもどおりの楽しげな浅みの感じのまま、やがて、映画はユル構成になってった。必ずしも必要なかった過去キャラたちを続々登場させたことでユルんじゃったのかも。でも、コビトがネズミに扮するとこはほほえめる。
『ぼくの名前はズッキーニ』みたくエモ要素全開になりうるせっかくの孤児院ネタだったのに、そのへんに深入りしなかったのも、まあ残念だけど、、ともかく前二作よりは飽きにくかった。
所長の風船シーンとペンギンは成功だし。
子供たちをイケナイ大人と係わらせるたびにそのイケナイ大人をあっさり改心させてめでたしめでたしするのと、もっと普通に子供ばっかりうじゃうじゃさせるのと、どっちが教育上よいのかは何ともいえない。


ところで、暑い季節の恵比寿ガーデンシネマでだからね、YEBISUの生を飲みました! 泡がもう、ふだん食べてるどんな生クリームよりも甘い気がしたよ。最後の一口は、カップヌードルのしょっぱい終わり汁みたく喉をくすぐるコンクさがあってよかった。プレイス内ファミマで買ったLOOK2(チョコミント比べ)の「定番!」と「超!」もイートインスペースでぱくぱくした。幸せ。
それから、久々に38階から都会を見下ろしたよ。Tokyo/デァウキョウ/出会う今日───いい出会いをこれからもいっぱいつくってみんな愉快に行こうね!!
(ひとりごとでした。。。)