景色含めて登場人物から生気を奪い取っているような画面の色温度、意識的に下げているんだろうな
雪がなくても寒気が止まらない演出のひとつだ
そしてたまに身体にたかってくるハエ、単に不衛生という事だけではなく、着々と死に近づいているような不穏な空気を煽ってたのも、生々しく冷たい
戦争映画お決まりの、終盤になってあの人やこの人も死んでいくパターン入るんだけど、ありがちな『死にゆくまでの長めのセリフや死に様』がほとんどなく、他の画面奥で死んでいく兵士たちと同じく呆気なく息を引き取るのはとても良かった
別に主要キャラだけ特別なんじゃないのよと
他のそれこそ名もなき兵士たちと同じなのよと
……うーん…まぁ…絞り出してそんくらいかな
特にクライマックスと言えるような盛り上がりもなく、とある人物の負傷(しそうになる雰囲気)から「ああ、この辺終盤なのかな?」って
それが狙いと言われたらそれまでだけど、敢えて終始淡々とした演出なのだとしても、自分にはそれは合わなかったな
もっと抑揚がないと、ずっと横ばいのテンションは疲れちゃう…
あと途中まで主人公らしい主人公が定まらず、タイトルの意味合い的にそういった狙いなのかなとも思ったけど、結局はとある人が主人公って扱いになったし…?
そうそう、特に気になったのが負傷兵を乗せたバンが襲撃されるとこ
その辺の知識が無いからなんとも言えないけど、わざわざ負傷兵を追撃なんてするもんなの?しかもまさに今戦場からリングアウトしてるのに
人員も弾薬も有限なのは向こうも同じなんだし、そんな無駄なことするかな
むしろ負傷兵の対応にリソースを割かせる方が都合が良さそうだけど…???˘•ω•˘ ).。oஇ