絵が好みに合わないかなーどうかなーと思いつつも、マット・デイモン目当てに観たら思いの外感動した。西部開拓時代が幕開ける少し前、シマロンの地に生まれた野生馬スピリットの物語。
壮大な自然の中を、馬がたてがみをなびかせて駆け抜けてく様が素敵だった。アニメなのに動物が喋らなくて新鮮だった。ディズニーじゃないアニメってこういうことかーと思ってた記憶。
誇り高いスピリット。カウボーイ、騎兵隊、ネイティブアメリカンと出会い、翻弄される。
馬たちの凛とした佇まい。かっこよかった。
この頃のドリームワークスはディズニーPIXARと戦う気満々っぽく見えてて、音楽にハンスジマーを呼んでくるぐらい本気出してきてて、狙った通りだったのかは知らんけども今作はアカデミー賞の長編アニメにノミネートもされた。でも「千と千尋の神隠し」に負けたんだよなあ。力強い素敵な映画なんだけど相手が千と千尋~って。強すぎる。