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嘘八百 京町ロワイヤルのkuuのレビュー・感想・評価

嘘八百 京町ロワイヤル(2019年製作の映画)
3.5
『嘘八百 京町ロワイヤル』
映倫区分G.
製作年2020年。上映時間106分。

幻のお宝をめぐり、中井貴一と佐々木蔵之介扮する古物商と陶芸家がだまし合いの大騒動を繰り広げるコメディのシリーズ第2作目。
古物商の則夫役を中井、陶芸家の佐輔役を佐々木がそれぞれ演じ、志野役で新たに広末涼子が参加。
友近(ええ感じやった)、森川葵ら前作からのキャスト陣に加え、加藤雅也、TOMMY HILFIGERじゃない、トミー国広富之、ゴリさん竜雷太、山田裕貴(最近好きだなぁドラケンもやけど、ドラマ『ここは今から倫理です。』の先生役最高やった)らも新キャストとして顔をそろえる。
監督の武正晴、脚本の足立紳と『百円の恋』コンビが前作から続投。

大阪・堺で幻の利休の茶器をめぐって大勝負を仕掛けた古物商の則夫と陶芸家の佐輔が、ひょんなことから京都で再会を果たす。
そこで出会った着物美人の志野にほだされた2人は、利休の茶の湯を継承し、天下一と称された武将茶人・古田織部の幻の茶器にまつわる人助けに乗り出すが。。。

茶器と聞けば、前作もそうやったけど、今作品もなんかオープニングテーマ『ヘルプ(Help!)』The Beatlesの曲で始まる『開運なんでも鑑定団』を思い出してしまう。
初めて『開運なんでも鑑定団』観たときの衝撃は今はなく垂れ流しに見てるけど、今作品もシリーズモノになったら同じ道を辿りそうなのでここで打留めにしといてほしいなぁ。
余談の余談ながら、お宝鑑定中のBGMは、のらくろクンのサウンドトラック、『のらくろクン 音楽編』の6曲目に収録された『サスペンス・タッチ!?』という楽曲らしいです。

小生は陶器のモノの良し悪しはよくわからない。
触っても分からないんやし、見ても分からない。
そりゃ人の欲を突くには、絵画同様打ってつけのアイテム。
某イルカの絵を描いてる絵画の量産型に高額を支払うように(たしかに綺麗やけど)。
昔、京都の高瀬川通りを(木屋町通り)通ると、近所のヨボヨボの杖をついた婆さんが、小生を孫と勘違いしてか、お茶を点てるからと無理やり(今なら監禁問題😊)部屋に上がらせ、待たせて茶を振る舞ってくれた。
ベタベタ触ってくるけど、茶菓子が喰えると小生は毎回座って相手してた。
ある時は婆さんは高額な茶器をさも自慢げに値段まで云うし、茶を呑んだ後、茶碗を投げるフリをしたら、婆さんは今までボケとるのは演技かいっ!って位の反射神経で小生を制した。
ババァオレを狙っとったんかいっエロババァ!
そない大事なモンでも興味ない者からしたら、ただのモノ道具でしかない。
ボクの粗珍は道具じゃない。
価値はホントに難しい。
小生愛するCHROME HEARTS銀モノはジュエリー屋からしたら価値が低いと云われ争論までしたし、価値ってほんま分からない。
モノも映画も鯔のつまり良し悪しも結局己が付けるモンなんかもしれへん。
余談が過ぎますが(🙇‍♂️毎回)作中、クライマックスのお茶会シーンのロケ地は小生の育った町の近くの渉成園ってとこで撮影されたそうです。
市井の人たちには枳殻邸(キコクテイって読みます。えっらい怖いパイセン家の串カツ屋さんが同名で近くで商いしてたなぁ。むかしはヤクザモンばっかりたまっとったけど。。。)って云われる庭園っす。
京都駅や、東本願寺さんの近くっす。
また、則夫・佐輔・志野が『はたかけ』がどこにあるか報告する喫茶店のロケ地は、
五建ういろ本店(喫茶室)ってとこで、場所は、先ほどの渉成園から(河原町通り)上(カミ)に上がり(北上して)京都五条通りを右折(弁慶と牛若の石像必見)、大橋を渡ってしばらく行くと東山郵便局ってのがある向かい位。
ここは坂道で歩くのキツいですが、毎年盆前には陶器市がでて風情がありました。
今あるか分からないけど、むかし、悪ガキやった小生は、よく兄にキッツーぅ怒られた。
そのあと、決まって『飯喰いに行くぞ』って一緒に行った『辨慶(弁慶)』って五建ういろ本店の近くの屋台のうどん屋に連れてってもらい、スタミナうどん(キンピラとスジ肉)に七味唐辛子一杯かけて、兄にシバかれた口んなか痛いながらもズルズル喰ったん思い出しやす🥺。
まぁコロナ禍が抑制が効くようになりましたら、ブラっとどうぞ。
なんか、旅の読み物のようになってもた。

扨、今作品ですが、映画館に観に行ってたとしたらチョイものたらなさはあったかも知れへんけど、サブスクですので文句云えまへん。
主役二人の安定感ある演技に、前回同様引きずり込まれてしまったけど、物語自体は、烏滸がましいですが第一作、前作の方が面白かったっす。
チチデカ誰やねんっグラビアアイドルを起用しない、広末涼子をマドンナ役してるのは好感もてたし、恋愛系が跋扈する邦画にしては珍映画で個人的には好きな部類でした。
今は大人のドラマも、Vシネはチョイ路線ちゃうし、もう映画でしか見れない中の一本じゃないかな。
アホの坂田の天然をチョイ出しにせんと意外にも頭はキレる系で演出してほしかった。
実際の坂田さんは、司法の道を歩み法科を学んでた経歴もある人やし、違った感じがあるかも。
映画『カラスの親指』の時の村上ショージみたいに。ドゥ~
もっと上手に使って欲しかったなぁ。
なに云っとんのかわからんボケの内容、勿体ない。
小生の映画感想見たい😃。
まぁ、個人的には知った場所やらを懐かしく見れたし加点+0.3、面白い作品でした。
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秋めいた肌寒い気候にやっとなるそうですので、皆さん健康と新型コロナウイルスに留意して行きまっしょい。    🍁🍁🍁🍁🎬️🍁🍁🍁🍁
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