正直、同性愛の気は、自分には全く無いので、こういう映画はやっぱり共感出来る部分は少ないし、やっぱり理解できない領域の事なので、どうも現実感を感じられない。
なので、ちょっとやっぱりストーリーには深くは入り込めなかったとは思います。
主人公・恭一の選択にも、疑問が残りまくったし、やけにあっさりと、何でも拾っては、捨てを繰り返すところに、嫌悪感を感じる所もあったので、その時点でもう、物語の蚊帳の外はずっとありましたね。
でも、成田凌の演技には見る価値が十分あったと思う。
個人的にこういう役柄は好きじゃないけど、瞬間的に可愛らしく見えたり、母性のようなものを感じさせる演技が見事だったので、今年の日本アカデミー賞で、優秀助演男優賞に選ばれたのも納得。
加えて、大倉忠義もジャニーズのタレントながら、凄く攻めた演技を見せてくれて、この2人の演技は、とても良かったなぁと思いました。
後、チワワちゃんが出てた!
てことで、二宮健監督の「チワワちゃん」に出てた吉田志織さんが、また違ったタイプの役で出ていたのに驚かされました。
相変らず、目力が強くてとても可愛らしかったです。
加えて、ゲスの極み乙女。のドラマー、ほな・いこか(さとうほなみ)さんも、出演し、ミュージシャンとは思えない好演を見せてましたが、こういうキャスティングが出来るのは、流石、行定勲監督だなぁと思いました。
