映画自体はとてもよくできています。
大倉忠義さん、成田凌さん、ふたりがとてもいいですし、行定勲監督の演出も的確です。ふたりだけではなく登場人物全員ですが、目(視線)での演技を徹底して使っています。その演出方針が俳優にきっちり伝わっています。
それもあってか言葉に頼らずに人物の心の動きがよく表現されています。原作の漫画は知りませんがシナリオがいいということだと思います。
ですので、一見純愛ものにも見えますが、ちょっと離れてみればベタな三角関係ものにも見えてきます。
「ボーイズラブは純愛の幻を見る」こちらに書いています。
https://www.movieimpressions.com/entry/kyuso