原作は未読。
予想以上に心を揺さぶられました。
キュンとしたり心が痛くなったり。
観終わった後、ここまで長く余韻に浸れた映画は久しぶりです。
繊細な心理描写が素晴らしく、無言のシーンでも目線や表情で気持ちが伝わってきました。俳優陣の演技が素晴らしい。特に成田凌の自然体な演技に惹かれた。
ワインボトルをプレゼントされたシーンと、好きな人が自分と同じドリンクを注文して嬉しそうに笑うシーンが印象に残りました。
映像の雰囲気もエモーショナルで儚く素敵。部屋のインテリアもお洒落。
過激なベッドシーンが多かったけど、そのひとつひとつが甘美で綺麗でした。
男性同士のラブストーリーですが、性別を超越した人間くさくて純粋な恋愛映画。
生々しい描写がありつつも、日本映画ならではの奥ゆかしさも感じられる美しい作品です。
切なさを残したラストもまた良かった。
もう一度観て、またこの余韻に浸りたい。