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窮鼠はチーズの夢を見るのあのレビュー・感想・評価

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)
4.4
感情の寸止めがエグい、良い意味で
ずっと、落とされるか落とされるかと思いながら上がっていくのが続いて、最後、オチとしての速度がジェットコースターみたいに滑っていくんじゃなくてもう花瓶落としたみたいな、ガラスがっちゃーんって感じに垂直にオチる
成田凌の話し方といい表情といい、放出してくる全要素が心臓に爪立ててガリガリ生傷つけてくる
行定監督は夜に車が走り去っていく画作りの天才やな、ナラタージュに続き
あと個人的に視力爆悪なのでメガネかける前のボワッとしか見えへん画があったのはさすがやなとなりました
ただ、演出とか画的にとかそういう知識がないからストーリーだけでみると、ん?このシーンいる?というところをいくつか感じた、視覚的にすごーとなるだけでそこに物語を感じんというか(私が感じんかっただけかもしれんけど)
あとはもしかしたら物語としては邪道なんかもしれんけど前半の揺さぶりがあまりなくて単調に感じた、若干我に帰る瞬間があった
総じてとても好きな映画で名言もたくさんあったし、でもまーーー周りの意見に自分と私が思ってる時代の感覚とのズレを感じた、好きやけど思うところはかなりあった、それ含めいい作品なんかもしれんが
あ