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窮鼠はチーズの夢を見るのあのネタバレレビュー・内容・結末

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

好きで苦しくて幸せ。2人の表情に素直にあらわれる所は複雑な感情がグッと伝わってきてとても苦しくなる。一方で2人ももう大人なので表情に出さない所も多くあって、この映画は心情が描かれないので理解することが難しかった。ただ2人が同棲して、お互いに惚れて、体を重ねていくシーンでは幸せな気持ちになった。2人がすれ違って、自分の気持ちに蓋をしようとするシーンでは苦しくなった。好きな人の存在によって価値観や生活が変わり、感情が揺さぶられて幸せと苦しみが繰り返す。好きだから幸せ。好きだから苦しい。その人のことしか考えられなくて、でも難しくて。心底惚れるってそういうことなんだなあ…自分が今この2人のどちらの立場にいなくとも、2人の気持ちがスッと伝わってくる感じがこの作品の素敵なところ。恋愛は自由だ。"窮鼠はチーズの夢をみる"っていうのは好きな人の夢をみるほど惚れてしまうということなのかな。
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