ダイセロス森本

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウのダイセロス森本のレビュー・感想・評価

3.8
彼女の見た事件は妄想か?現実か?
面白い。最初に出されるひとつの真実、彼女はパニック障害を患っていて外に出られない事、薬を服用していること。
彼女がのぞき見をはじめ、近所に新しい家族が越してきたことをきっかけに、彼女はある事件を見てしまう。それは真実か?それとも?

とても面白い。良く作られた閉鎖的空間で、うまいことキャラクターも登場する。別居中の家族と電話をするシーンがひとつもないことに、少し違和感を抱く。
向かいの少年との畳みかけるような会話がまた違和感を覚えるが、これは意図しているのだろうか。
綺麗な家で見入ってしまった。良い生活だなと。

屋上のシーンはもう少しうまいこと撮れた気もするが(B級感が出てしまっていたような)、全体的に面白かった。最初から妄想なのかと疑う頭もないので、途中からその疑惑が上がってから、表裏を繰り返されてとても心が痛む。そして真実。

良い!