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レディ・ジョーカーのkirioのレビュー・感想・評価

レディ・ジョーカー(2004年製作の映画)
3.4
グリコ・森永事件をヒントにした、奇妙なサスペンス
登場人物や物語にも繋がりもあるようなないような、不可解な状況だけ進展していく
正直、わかるようなわからなおような

STORY
 昭和22年、大手の日之出ビールを解雇された岡村清二は、その理由に被差別部落の問題が含まれていたことを告発した。
 それから数十年後の平成7年、「レディ・ジョーカー」と名乗る犯人が、日之出ビールの社長を誘拐した。
警視庁警部補である合田雄一郎は、社長の近辺捜査を行う
 その5年前、社長の姪の恋人 秦野孝之は事故死した。物語は彼の縁戚にあたるもの静かな老人、物井清三へと追いかけていくが…
やがて犯人、警察に関わる全ての個人の思惑が交錯し、事件を不可解な方向へ導いていく

大ベストセラーのを原作に豪華キャストで映画化
小説の癖なのかもしれないが、本当に人間関係の描写の少なさや事件の糸口が曖昧にぼやかされた不思議な映画

邦画特有のセリフの聞こえなさがやや鬱陶しいところも

渋さを極めた渡哲也は良い
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