ぬる

フォードvsフェラーリのぬるのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
4.2
クリスチャン・ベイル、マット・デイモンのW主演にも関わらず、初日初回でも1/7〜程の入りで地元の映画館の存続にしばしの不安を抱きつつ…鑑賞。

冒頭からハラハラするレーサー目線でのレース。
シェルビーとマイルズの掛け合い、特にマイルズの態度がコミカルで観ていてとても楽しい。
フォード社については……色々とツッコミたいが…純粋にシェルビーのチームと頑固だけどレースには真っ直ぐなマイルズを応援したくなる。
車については全く知識がない私でも、話の流れが分かりやすい(フェラーリがフィアットの傘下な事も知らなかった…)。
どのレースも臨場感たっぷりでのめり込む、お気に入りはシェルビーがフォード会長をレースカーに乗せて疾走する場面(ここはさすがに会長に同情…)。

大企業で苦労するのはいつの時代も現場のチーム、最後のレースでのマイルズの選択は人によって色々な感じ方がありそう。

マイルズの息子がとても可愛く、奥さんやシェルビーの同僚達にも好感が持てる分フォードの幹部達にはもやもや…そう感じさせるように作ってるのか…。

最後の写真を観て、二人の姿にじんわりしてしまった。もう一度くらい観たいな。
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