TRB

フォードvsフェラーリのTRBのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
4.3
何故、漢たちはスピードを追い求めるのか

7000rpmの世界に生きた漢たちを描く、骨太のヒューマンドラマ

オリハルコンのように硬い信念と折れない心を持った無骨で油と屈辱にまみれた最高にカッコいい漢

それでも夢だけは手放せない反骨精神に毛穴が開く感じがした

単純に面白い
鼻で笑うような不可能に挑戦する時点で結構ワクワクする

扱いづらいが腕は一流、そんなクリスチャン・ベイルの役所にドンドン引き込まれていく

アメリカ人で唯一ル・マンを知る男にマット・デイモン
ガムの噛みかたがカッコいい

そんな2人に水を差すフォードの上役

子供のように純粋で妥協ができない2人だからこそ、ぶつかり合った先にとんでもないドラマが生まれる

マシンが出来て、フォードの社長を試乗させたシーンの社長の一言が胸熱で刺さる

前半でキャラクターやマシン、ル・マンへの想いを丁寧に描いているからこそ、ラストのレースシーンはチームに入ったような感覚で前のめりで応援

ただ、一筋縄では行かないのがまた面白い

大いなる偉業には、また更に大きな障害がある

それをまさに人馬一体ならず、人車一体となってブチ破っていく姿にとても感動した

ゴール後もなかなか衝撃が待ち構えているし、それでも明日に向かって歩き出す2人が最高にcoolだった

車に全然興味はないけど、スピードの世界には何かを掻き立てるロマンがあるだなと納得させられる作品。

大きなスクリーンと音響で楽しんでいただきたい

きっと出る時は汗かいてる
それほどの熱量を感じた