地元の小さな劇場で鑑賞。
私含め6人しかいなかったのでほぼプライベートな感じだった。
車には興味が無いものの、冒頭のエンジン音が超格好良くて心揺さぶられた。
カーレースよりも、1も2も無くベストを尽くしたい男達の不屈の精神と友情にフォーカスしている。
エンジン音に一撃食らった身としては、とことんふたりの友情にフォーカスした内容にもう一つ感が残ってしまった。
家で鑑賞したらどんな印象を持つだろうか。
ふたりの成し遂げた功績や栄光に反して、横槍を入れてくる体制側のせいで徹頭徹尾地味。
地味だからこそ燻し銀のような格好良さもあって一回観ただけでは良さを感じきれない。
ひとつ引っ掛かったのは、体制へのアンチを謳った作品ながらハリウッド産なところ。
この映画が好きな人は、トラブルインハリウッドも好きそう。
名前だけ知っている栄光のル・マンも観てみよう。
閑話休題
フォードには、遠い異国の地でボンネットから火を吹かれた経験がある。
のちに、ある期間はわざと壊れ易いように作って修理代で稼いでいたということを知った。
以来、フォードは大嫌いである。
この映画をきっかけに、このエピソードをまた人に話す機会に恵まれた。