IMAXで観たかった。
本作は組織に属するサラリーマンの喜怒哀楽の物語であり、戦争や病気で夢を諦めた中年の挑戦の物語だ。
また、終盤のレースでの勝者と敗者、どちらに夕日(つまり栄光)はどちらに当たっていただろうか。言い換えればロッキーイズムだ
本作の良さは勝利条件とリスクの明瞭さもある。例えば、エンジンの回転数、スピード、故障のリスクの関係。しかもレース前の訓練で自然に提示される。
最後に、私は平成生まれで、本作の時代である60年代を良く知らない。私はアメリカンニューシネマ、ヒッピージェネレーション、学生運動などの暗く若い時代の印象しかない。そんな時代を舞台に、熱い人間ドラマが観れたことが嬉しい