IMAXにて観賞。
2時間半という結構な長尺なのだが、あっという間の時間だった。
なんといっても、盛り上げ方が本当にうまい。
BGMの挿入タイミングが完璧すぎて、感情が過剰に反応してしまう。
本作は、カー映画であるとともに家族愛と仲間愛が詰まったドラマでもあったのではないだろうか。
なにより車好きにはたまらなかったであろう演出。
車の回転数7000近く。時速300km超え。
心拍数は上がり、車の7000回転の声に集中する。
雑音は消え去り、車と自分だけの対話。
本作は、これを体験できてしまう。
熱すぎる。
観賞客の年齢層はカーブーム時代の年齢層が多かった。
近年 若い年齢層の車離れが騒がれている中で、車に興味がない人でも、たくさんの人が織りなすドラマと、このレーサーの体験は新鮮に感じられると思う。
ルマンの歴史やキャロル・シェイビー、そして、シェイビーの友人ケン・マイルズ。
知っているとより面白いのは間違いないが
知らなくたって面白い!
このドラマを彩るフォードGT40。
可能ならばこの車と自分も対話してみたくなるだろう。
それくらい息を飲ませる白熱したレース。
7000回転の声、上がる心拍数、2人の泥臭い努力、そして家族愛を是非劇場で体感して頂きたい!