やまぞう

フォードvsフェラーリのやまぞうのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
4.0
1966年、ル・マン24時間耐久レースで、絶対王者フェラーリに挑んだフォードの実話。

売上不振に危機感を抱いたフォード・モーター社は、ル・マンの常勝で速くてオシャレで若者に人気のフェラーリ社を買収しようとするが、
「ダッセーんだよフォードはっ!アメリカから出んなカス!」
と、買収を断られ、怒り狂ったフォード社長は、レースで打倒フェラーリの使命を課す。

いや、自分は車関係は全く詳しくないし、ル・マンはじめカー・レースにも興味無いし見たこともあまり無い。
しかしながら、レースシーンではアドレナリンが放出しまくり、
クリスチャン・ベール演じる凄腕ドライバー マイルズがギア・チェンジする瞬間のカッコ良さに震え、
マイルズを見守るエンジニア シェルビー(マット・デイモン)の眼差しに痺れた。

それにしても、フォード2世のマヌケっぷりとか、フォード副社長のクズっぷりとか、遺族からクレーム付かなかったんかね?

敵は社内にアリ。
全社員が心を一つにして協力し合えば、困難も乗り越えられるかもしんないのに、
事件は会議室で起こってる上層部が、自身のプライドや手柄のために、現場で体張って頑張る社員の足を引っ張るのは、いつの時代も、万国共通ちうコトですかねー。
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