Rucola

フォードvsフェラーリのRucolaのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
4.2
免許取得はマニュアルで。
仮免試験で、ギアが入ってなくて坂道発進で後ろに1m以上下がり再試験。路上教習でエンスト。そこそこ大きい交差点で恥ずかしい。
卒業検定は一発合格も、学科で落ちて再試験。
1日に2回切符切られた経験あり。
そのうち1回は後ろから白バイに追いかけられてた。
そんな私も今はゴールド。

F1も好きだった。
シューマッハ全盛期に鈴鹿まで日本GPを観に行ったことも。
A級ライセンスを取るのも夢。
モナコをスポーツカーで爆走するのも夢。

父から、エンジンかけたら回転数上がるまで待てとよく言われた。その意味もいまいち分かってなかった。
(最近の車はそんなことないのかな?)
7000rpmって車のあのメーターのあれか!
あれ7まで行ったことなんてない!!(当たり前)
この映画を観て学んだこと(笑)

皆様高評価な上に、映画館案件というからIMAXで鑑賞!自分のミスでIMAXレーザーで観れなかったのが悔しいけど、それでも充分。
150分近くあるのに、開始早々からこの時間が終わってほしくないと思ってしまったくらい。
キャロル・シェルビーが車のエンジンをかける音。
レース中のギアチェンジの音。
もうどれも心地良すぎる!

F1も同じコースを走行するけれど、ル・マンは24時間!勝利にはいろいろな条件が必要。
劇中でキャロルが「お金で買えない」と言うシーンがあるけれど、本当にその通り。
マシンの耐久性、ドライバーの精神力、チームワーク、などなど、どれかひとつでも欠けていたら完走すら危ぶまれる。
そんな過酷な状況下での、男のドラマ。
それを支える家族のドラマ。

車に詳しい人も、そうでない人も、それぞれの視点で楽しめる映画のはず。
ぜひこれは映画館で。

余談。
『ダンケルク』でも感じた、イギリス人のお茶に対する想い入れ。今作でも感じた。
24時間走らなきゃいけなくても、お茶は欠かさず。
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