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フォードvsフェラーリのtrswのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
4.5
「男のロマン」という言葉ほどここ何年かで過去のものになった言葉もないと思いますが、1960年代のレーシングカーの世界を描いたこの作品はまさにそれを象徴するもので、、

二人でなら何だって出来るような親友、夢を追いかけることを自らの喜びとしてくれるようなパートナー、自らに尊敬と心配の目を向けてくれる子供、昔だからとはいえちょっと理想化しすぎ?と思ったりはするけどそういった関係がある場面に於いてはものすごく人の心を動かしてしまうことも事実としてあって、そこをあえてこの時代に書かれるとなるほどな、、という気持ち

大興奮の連続から空白感のあるラストもまた味があって良い 一連の出来事から実は一歩引いて見ていたのかもしれない息子の姿も考えを巡らされる

そもそもGT40のうっとりするような爆音とギアを変えるガチャガチャという音(これも「男のロマン」で括られやすい要素の一つ)そして白熱のレースシーンと最高のサントラ、これらを味合うためだけに行っても絶対にお釣りが来る だから間違いなく映画館で見るべき作品です 正直これ見て聞いたら色んな考えとか吹っ飛んで最高!!!!ってなっちゃうよね、って感情もある、、、、

大衆車と高級車の対決、アメリカとヨーロッパの戦い、大企業の制度とインデペンデントの対立など調べれば調べるほど様々な側面があって、映画を見たあと検索する手が止まらない 車が大好きになってしまうかも
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