ナショナル・シアター・ライヴ 2019 アレルヤ!の作品情報・感想・評価

ナショナル・シアター・ライヴ 2019 アレルヤ!2018年製作の映画)

National Theatre Live: Allelujah!

製作国:

4.1

「ナショナル・シアター・ライヴ 2019 アレルヤ!」に投稿された感想・評価

金柑

金柑の感想・評価

4.6
時間が合わないとか観るのにエネルギー使うからとかで半年くらい敬遠してたNTlive、やはり良かった
良かったという感想はまたズレてる気もするんだけど、政経苦手マンなりにやはり演劇と政治は繋がっているんだなとまた感じたのでした
そして推し役者が増えそう…もう…これだから…サミュエル・バーネット………デーヴィッド・モースト………
ヒストリーボーイズを観ます……………

1幕終わり、観客→登場人物への心からの「うおお!!!!いいぞ!!!!」っていう気持ちが乗った拍手とか歓声ってほんと最高だよなと思う…
スポーツ観戦に近いのかなこういうの…スポーツ観戦行ったことほぼないけど…
せりな

せりなの感想・評価

4.0
80歳を過ぎてこんな作品を書いてしまうアラン・ベネットはやっぱり凄い!サッチャー政権時代の名残であるゆりかごから墓場までの体現している、公営の老人医療専門の病院での物語。
若い役者もいるけど、平均年齢高めの役者陣が私にはとても新鮮に映った。
イギリスの医療制度、老人介護、移民労働者など、現代的な社会問題を取り扱った作品でテーマは重い作品ではあるが、演出が巧みで楽しく見れてしまう所がある意味恐ろしい。
笑える所もあるし、入院患者たちの歌やダンスを意図的に取り入れることで重苦しい空気を極力取り除いてはいるんだけど、見終わった時に他人事ではないと思わせる説得力がある。
介護される側に近い人、介護する側に近い人どんなひとでも自分自身を重ねてしまうキャラクターがいて、問題提起なんだというアランのメッセージ性がとても強かった。
詳しく書くとネタバレになってしまうけど、それぞれのキャラクターに深みがあって見ている側に色々と想像させる所が凄くうまいと思う。
はっきりと描かれてはいないはずなのに、キャラクターの過去が想像できるところが印象的でした。
kinotoushi

kinotoushiの感想・評価

3.4
閉鎖間近の終身医療(老人医療)病院の物語。現代の先進国全てが共通して抱える老人介護問題を正面から描いた作品として、今までで一番面白かった。これをコメディとして昇華できるのは凄い。アランベネットの「どのキャラクターの目線からでも物語を楽しめる」脚本が素晴らしい。

家族と病院、患者とスタッフ、国と経営者、患者と家族など、あらゆる対決軸が交差しながら、決定的な事実が暴露されるラストに向かう後半のスピード感がとても良かった。
ますお

ますおの感想・評価

4.0
アラン・ベネットはやっぱりすごい
笑えないけど、笑えるし、考えさせられるなあ。
確かに、「斬り捨てられていい」人なんていないけど、どの人物の立場も言い分も理解できるし、筋が通っている。世界は白黒や善悪で二分できない。
高齢の熟練の劇作家の描いたものだから、説得力がすごい。「運び屋」と並び、一言一言が重いよ。
ただ、イギリスの笑い、わからんなあ、と思うところもちょいちょいあった。
劇中のドキュメンタリー(スピード感あって劇的なノンフィクション、元から追ってたものとは違うものに辿り着く)はマジでありそう。。
ストーリー、面白い。
テレビドラマを見ているようだった。
というのも、字幕とは別にしきりに観客の笑い声が聞こえる。
明らかに日本人より笑う回数多め。

場所は病院。だけど、老人介護施設みたいなもので行政風刺的な内容。

最初余りにも静かすぎて寝ちゃったけれど幕間の休憩の後、舞台開演に漕ぎ着けるまでの話を聞いて俄然見る気が起きました。

7、80代の役者がこんなに沢山の人数出演して、活躍できる場所があるって凄いことだと、そこにも感銘を受けた。
Go

Goの感想・評価

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20190717池袋
shimao

shimaoの感想・評価

4.2
コミカルさとシニカルさのバランスがとても好み。
まったく人ごとではない話。
見る価値あり。
Ocarda

Ocardaの感想・評価

4.0
ある病院の老人患者達と医療スタッフの物語。

取り立てて大きな展開があるとかではなく、どちらかといえば地味な印象なのに、ユーモアたっぷりで面白く目が離せない作品でした。
lololo

lololoの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

高齢者映画が好きなで元々見たかったのと、ちょうどダークジェントリーを見てサミュエル・バーネットを好きになったところだったので、個人的にはとても良いタイミングで見られた。

高齢者役の彼らの、リアルな老衰感と、ダンスや歌で魅せる生き生きした感じが、妙に対象的で印象に残った。作品に出てくる誰もがみんな閉塞感を抱えているのも含め。

一部の最後を見るまでは、「こんな感じで皮肉めいた会話を続けつつ病院の行方を見ていくのかな?後半何やるんだろう?」と思っていたが、まさか一部の最後で殺人事件が起こるなんて思ってもいなかった。
二部が進むにつれ、だんだん皮肉めいた笑いも笑いにくくなっていく。移民に高齢者に若年層の労働…。EU離脱はどうなるのかなとか、よその国のことだと思って見てるけど、自分たちはどうするんだろうななんて考えが脳裏をよぎる。

最後のカーテンコールで見た、演者の笑顔が癒し。幕間のインタビューも良かった。医師が一番作者の思想にあっているというのも、聞いておいたから二部がより面白く感じた。
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