ドラえもんは猫型ロボット

ゴーストランドの惨劇のドラえもんは猫型ロボットのレビュー・感想・評価

ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)
3.0
『マーターズ』のパスカル・ロジェ監督作品。
……なるほど、こういう作風なのね。

虚構と現実が入り混じる被虐的な作品。

うーん。
どう感想を言っていいかわからないが、
突然家の中に巨漢が襲ってくる意味不明な序盤から胸糞展開が続く。

未成年の少女をボコボコにしたり、人形に見立て遊んだりと、展開される狂気と妄想のきらびやかさの対比が極限まで追い込まれた人間の精神状態を巧く演出していると思う。
結局のところ、人がすがるものって自分の願望や希望なんだろうな。

突然狂人に襲われる恐怖を描いた「お化け屋敷的」な映画。
なので、『ゴーストランドの惨劇』というタイトルはこれ以上ないものだとは思う。
映像は綺麗で、グロ描写も控え目なので、血がブシャーなホラー映画苦手な人でも観れる作品だと思う。