大好きなビル・エヴァンスのピアノがたくさん聞けたのもそうなんだけど、なにより彼を愛した人たちの言葉がたくさん聞けて胸がいっぱいになった。彼のピアノがどんなに美しくてユニークだったかということを、目を輝かせて、時には涙をためて語る姿に、彼がどんなに愛されていたかが現れていた。「美と真実だけを追求しろ、他は忘れろ」という言葉が心に重く残った。
ただ、結局ドラッグから抜け出せなかった彼の悲しみや心の葛藤をもっともっと見たかった。これはこれで十分まとまっているとは思うけど。
家に帰ってさっそくビル・エヴァンスを聞きながら晩酌。アルバムは迷ったあげくSunday at the Village Vanguardにしたけど、これはしばらくビル・エヴァンスを聞くことになるだろうな。